2.

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Michel Portal : Turbulence
( Harmonia Mundi : HMC 905186 )
- Mozambic
- Pastor
- Djam's
- Metis
- Turbulence
- Basta
Michel Portal, Mino Cinelu, Andy Emler, Jean Schwarz, Daniel Humair
Jean-François Jenny-Clarke, Harry Pepl, Bernard Lubat etc.
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Michel Portal : DEJARME SOLO!
( dreyfus : 849231-2 )
- EN EL CAMPO
- DESERT SUN
- AFRICAN RITUAL
- GIVE ME A CHANCE
- BUFFONE
- TENORAS
- DEJARME SOLO
- BAT SARROU
Michel Portal
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Brahms : Sonates pour clarinette et piano
( Harmonia Mundi : HMT 790904 )
- Sonate No.1 en fa mineur
- Sonate No.2 en mi bemol majeur
Michel Portal (cl)
George Pludermacher (pf)
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Mozart : Quitette pour clarinette et cordes etc.
( Harmonia Mundi : HMC 901118 )
- Quitette pour clarinette et cordes en la majeur K.581
- Trio pour piano, alto et clarinette en mi bémol majeur K.498
Michel Portal (cl)
Les Musiciens
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Mozart : Quitette pour clarinette et cordes etc.
( EMI : 5 55389 2 )
- Quitette pour clarinette et cordes en la majeur K.581
- Trio pour piano, alto et clarinette en mi bémol majeur K.498
Michel Portal (cl), Gérard Caussé (alt)
Jean-Phillipe Collard (pf), Cherubini-Quartett
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Michel Portal とは、クラシカルでは Les Musiciens とのモーツァルトがあった筈だが、同名異人かと思いきや同じポルタルの由。いやはや、ジャズのポルタルは凄い。全く目から鱗、耳からタコが落ちた感だった。バス・クラによるジャズも素晴らしく面白いが、むしろワン・リード楽器の表現能力の奥深さを改めて認識した次第。そういう意味では、ジャズという狭義の枠では収まらないのかもしれない。
彼の演奏から繰り広げられるイメージ喚起は広大多彩、アフリカ風味の陰翳も素敵だ。今のところ 4 枚を聴いたが、「Dejarme Solo」と「Turbulence」との印象が伯仲。「Dejarme Solo」は、ポルタルが一人で様々な楽器を使い、多重録音したもの。表現力のパレット集みたいなだけではなく、なかなかインスパイアされるもの多し。「Turbulence」は、特に Pastor や Djam's あたりのバスクラのノリが素晴らしく、無心に楽しめた。勿論、他のアルバムも面白いのでそれは次に。
一方、クラシカルのポルタルに戻ると、以前聴いた Les Musiciens とのモーツァルトの五重奏曲の印象はそれほどでもなく、割とクールなクラという程度の認識だった。ジャズのあとで聴いたブラームスのソナタも、高潔清廉なロマンはあるものの、やはりクールな味わいというのが実感。ただ、EMI でのモーツァルトの再録音は、渋いながらも表現の幅は豊かになり、素敵な演奏ではある。
期待しているのは、多分、次に書くことになるメロスとのブラームス。工藤氏によれば、カプリングのメロスQ&コセのブラームスの弦楽五重奏第 2 番が素晴らしいとのことで、そちらにも期待している。
1.

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Lili Boulanger
( EVEREST : EVC 9034 )
- Du fond de l'abîme (Psaume 130)
- Psaume 24
- Psaume 129
- Vieille Prière Bouddhique
- Pie Jesu
Oralia Dominguez (cnt), Alain Fauqueur (b_sp), Michel Sénéchal (tn), Raymond Amade (tn), Pierre Mollet (br), J.J. Grunenwald (org)
Orchestre Lamoureux, Chorale Elisabeth Brasseur
Igor Markevitch (dir)
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リリィ・ブーランジェ(1893-1918)の作品集を聴く。彼女は僅か 24 歳の生涯を閉じた、薄命の作曲家。彼女の姉は、まさにあのナディア・ブーランジェ(1887-1979)であり、この病弱な妹に作曲の手ほどきをしたそうだ。そのナディアの監修のもと、60 年 3 月、彼女の弟子でもあるマルケヴィチがリリィの主要作品を録音したものがこのアルバムである。
私的には、リリィは「特絶の人」であろうと思う。ここには神秘はなく、むしろ濃密な世界の生成過程があり、その力感も非常に大きい。宗教性を取り除いたとしても、作品全体を覆うこの独特の玄(くろ)く不条理な色彩感、そして救済しがたい重い官能は、まさに「旧約」の世界に通づるものはある。しかし、もはや宗教というよりは、哲学的世界観のような気がしてならない。だが、彼女は決してペシミストではなかっただろう。
詩篇第 130 番に基づく「深き淵より( Du fond )」と「仏教徒の古い祈り(Vieille Prière Bouddhique)」がよい。前者は、父親の祈念に捧げられたものということだが、不気味な暗騒音と執拗な不条理な官能とが、否応にも作品の負に向かうエネルギーを高める。温和な表情はなく、ただただ不可侵な場が続く。その性格が更に濃縮されて「詩篇第 129 番」に現れる。底から吹き上げてくる苦悶が放出されたあとの静謐さは、淡々としているが、無底の悲しさが漂う。
「詩篇第 24 番」も素晴らしい小品だが、このダビデの歌の印象と対照すると、やや輝きが強すぎるきらいがないでもない。また「Vieille Prière Bouddhique」も非常に美しい主題の作品。時代的にはあとになるが、オネゲルの交響曲第 3 番の一部を彷彿させる味わい。「Pie Jesu」は彼女の最後の作品だが、昇天する風船のごとき無軌道さと無垢さがある。といっても、何と寂しい空気感に支配されていることか。
このアルバムを聴くと、人間が本然的に持つ苦の量は永劫に回避し切れないのだ、という諦念と深き悲しみとを描出しているかのように感じる。しかし、リリィの音楽のもたらすものは、爆発的に噴出してくる苦のエネルギーよりも、結果的には深遠な安息だったのではないかという気がした。その意味では、ジャケットの絵である、モネが何度も何度も書いたルーアンのカテドラルの無心さは割に相応しいのかもしれない。マルケヴィチの指揮も、クールかつドラスチックにリリィの作品の内面を構築しており見事だ。
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