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Dutilleux and Dusapin
( MONTAIGNE : MO 782016 )
- Dutilleux : Ainsi la nuit for SQ (1976)
- Dusapin : Time zones quator II 24 pieces for SQ (1988-90)
- Dusapin : Quator III for SQ (1992)
Arditti String Quartet
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アンリ・デュティユは寡作ながら、伝統的書法から次第に無調的な要素を取り入れ、地味ながら密度の高い作品をものしてきた人だ。特に、チェロ協奏曲「遥かなる遠い国」や「メタボール」、そして交響曲第 1・2 番は気に入っている。美国出張の直前、弦楽四重奏曲「夜はかくのごとく」の話題が ccd で出ていた。
この作品は、彼の唯一の弦楽四重奏曲。彼の傑作のひとつと言ってもよいだろう。解説によると、ここでの「夜の音」の情感には、伝統的な弦の技法を多用しながらも、シェーンベルク、ドビュッシィ、バルトークそしてシマノフスキなどに匹敵する質感があり、しかしながら、全く彼独自な「夜」だと書かれている。シマノフスキの「夜」は暗鬱ながらしっとりとした抒情があるけれど、デュティユの「夜」は、沈思と移ろう外音との隔たりを客観的に見ているような雰囲気がある。しかし、その味わいは少しも即物的ではなく、豊穣なる詩情に盈ちている。それでいながら、迷宮の如く深い思念性もある。
アルディッティQの演奏は、緻密な技術もさることながら、馥郁たる香りを失わぬ。冷ややかな肌触りが良い。カプリングは、パスカル・デュサパンの弦楽四重奏曲第 2・3 番。両曲とも不思議な質感のある作品だが、私はそれほどとも感じず...
[附記 : 990819]
実は 3 月の更新でアップしたものだが、聴いたのは 2 月末。2 月はこれだけ。
この如月は、中旬から下旬にかけ、まづ福岡へ。羽犬塚の大先輩宅で大歓待を受け、さらに中洲で馬鹿騒ぎ、東京にとんぼ帰りで宿酔の儘、翌日、美国出張というとんでもない日程だったが、底抜けに楽しかった。そんなひとときは、この数年ではこれが最後だった。
国内で買える音盤だろうが、ニューヨーク滞在中、5th Avenue の HMV で見つけたので、買ったものだ。この時、丁度、Natalie Dessay によるラヴェルの「子供と魔法」の中の " Arrierè ! Je réchauffe les bons " が流れていたことを覚えている。これを買わんと店員に尋ねたら、「not available now」とのお答えだった。
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