4.

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Pierre Cochereau : Improvisations
( ASV : CD DCA 1104 )
- La Marsellaise ( Rouget de Lisle ) (1970)
- Sortie improvisée sur ' La Marsellaise ' (1977)
- Variations sur ' Adeste Fideles ' (1970)
- Symphonie improvisée (Boston 1956)
- Alleluia de Pâques (1973)
- Scherzo symphonique (1974)
Jeremy Filsell (org, Metropolitan Cathedral, Liverpool)
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Improvisation : The Illusionist's Art
( Priory : PRCD 428 )
- Triptique Symphonique sur Deux Thèmes (1974)
- Berceuse á la mémoire de Louis Vierne (1973)
- Catem toto la Gloria (Collioure 1969)
- Air (Trimazo)
- Variations sur ' Venez Divin Messie ' (1968)
David Briggs (org, Truro Cathedral)
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石丸電気参号店 & OHS にて。
両方とも OHS に発註(たの)んでいたが、2 枚とも backorder。フィルセル盤が偶々石丸にあったのでこちらで買い、OHS は partial cancel、Briggs 盤のみ backorder を待つ。
ピエール・コシュローの即興演奏録音から譜起こし演奏された 2 盤。即興が他人の手によって譜面化され、原演奏に徹底統制されず、作品として存立する... この場合、音楽は既に「解釈のスタンス」にあって、「即興」であろうが「作品」であろうが、原楽曲の由来は弾き手には何ら関係がなくなる。しかし、一方の我々聴き手。譜起こし演奏を楽しめるし、原演奏も録音として聴くことができる。「作品」演奏とは違い、即興はその時に存した演奏家の全人格的姿が音としてある。従ってオリジナルとの比較は、行うべきなのか、敢えて介在させないべきか、実に難しい問題を孕んでいる。
フィルセルの場合、フィルセルが持つ技巧の卓越性を通じてコシュローの原型に近づくとすれば、ブリッグスの場合は、コシュローを作品の作曲者然とした扱いとして、静的に接近するように思える。しかしどちらの演奏も、コシュローその人の姿が彷彿とするわけではない。オリジナルのコシュローが発する様々な特徴は、結局は「音」の振舞いだ。特にあの独特の「太い音塊」の唸り、咆哮、うねりだ。これらは、あくまで演奏者個人のコシュローの記憶からしか再現されえないだろう。他演によって、この要素がすっかり忘却されてしまった時、コシュローとは何だったのか? 我々は敢えてその実像を問い直さねばならなくなるのかもしれない。
3.

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Blossom Dearie +3
( POLYDOR : POCJ-2618 )
- 'Deed I Do
- Lover Man
- Everything I've Got
- Comment Allez Vous
- More Than You Know
- Thou Swell
- It Might As Well Be Spring
- Tout Doucement
- You For Me
- Now At Last
- I Hear Music
- Wait Till You See Her
- I Won't Dance
- A Fine Spring Morning
- They Say It's Spring (bonus track)
- Johnny One Note (bonus track)
- Blossom's Blues (bonus track)
Blossom Dearie (vo, pf)
Herb Ellis (g), Ray Brown (bs), Jo Jones (ds) etc.
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Disk Union 吉祥寺店にて。
少し前から宿題だったブロッサム・ディアリー。こちらは verve デビュー盤(+3 ボーナストラック)。今さら私が述べる余地はないだろう。ブロッサムのこの声! バラッドもいいが、「You For Me」など彼女のスウィングは本当に素敵です。何度も聴いても飽きがこない。暑い夏の午後、一抹の清涼剤になっている。
2.

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The Tradition of Antonio de Cabezón : Canto a mi caballero
( ASTRÉE : E-8651 )
- Cabezón : Pavana con su glosa
- Cabezón : Differencias sobre el canto llano del cavallero
- Mudarra : O guardame las vacas
- Gombert : Dezilde al cavallero
- Anonymous : Las vacas
- H. de Cabezón : Dulce memoria
- Narváez : Paseábase el rey moro
- Rore : Signor mio caro
- Narváez : Millie regretz
- Cabezón : Pavana italiana
- Cabezón : Differencias sobre la gallarda milanesa
- Cabezón : Differencias sobre el canto de la dama la demanda
- Anonymous : La cara cosa
- Cabezón : Je prends en gré la dure mort
- Cabezón : Quien llamo al partir partir
- Ortiz : Doulce memoire
- Cabezón : Diferencias sobre las vacas
- Morales : Missa dezilde al cavallero - Kyrie
- Morales : Missa dezilde al cavallero - Hosanna
- Morales : Missa dezilde al cavallero - Agnus dei
- Cabezón : Anchor che col partire
- Arcadelt : Il banco e dolce cigno
Capriccio Stravagante
Skip Sempe (cem, dir)
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Antonio de Cabezón : Tientos y Glosados
( NAXOS : 8.554836 )
- Diferencias sobre la Gallarda Milanesa
- Tiento I
- Fabordon y glosas del Primer Tono Ilano
- Ancol que col partire
- Himno : Ave, maris stella VI
- Pavana con su glosa
- Pues a mi desconsolado (Juan de Cabezón)
- Dic nobis, Maria
- Diferencias sobre Guarda me las vacas
- Diferencias sobre el canto de La dama le demanda
- Fabordon y glosas del Sexto Tono
- Diferencias sobre el canto del Cauallero
- Pavana Italiana
- Tiento XVIII
- Himno: Te lucis ante terminum
- Du uien sela
- Susana un jur : Glosado (Hernando de Cabezón)
- Romance : Para quien crie yo cabellos
- Himno : Pange lingua V
- Rugier, glosado de Antonio
Ensemble Accentus
Thomas Wimmer (dir)
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石丸電気参号店 & Disk Union 吉祥寺店にて。
カベソンのオルガン以外の音盤が、少しずつ増えてきて嬉しいところである。最近、バシエロの 10 枚組でひどい目にはあったが、宮廷楽式の演奏形態なら外れはあるまい。この手の録音は、 Divox のシュタインマンらによる「Differencias 集」、Trio Unda Maris盤などがあるが、何といっても、大先達はサヴァール&エスペリオン盤。我が favorite 盤だった。最近、Virgin のバジェット 2 枚組で「ナポリ」と抱き合わせで復活した由(風聞)。
センペ盤。このアルバムは、カベソンが広く蒐集し器楽へ編曲した宗教曲やシャンソン、マドリガルといった世俗歌曲などの、ミッシングリンクを表象する内容でもある。失われた原曲の姿を求め、カベソンとその周辺(とはいえ広く欧州を巡るが)から、当時の音楽世界の視野を広く渉猟するものである。生命が跳躍する活力の放出、時に激しさ、清々しい哀愁... センペ盤は、雅やかなるサヴァール盤に比べ、コントラストが非常に明快、passion を瑞々しく解きほぐす。カベソンが即興の名手であったことを想起させるだろう。
他方、ヴィマー盤も魅惑あり。これだけ楽しめるなら、Naxos という色目は不要。お薦めする。こちらは「ティエントとグローサ」の名のとおり、カベソンが得意とした種々の作品形態を広くとりまとめた形となっている。ここで幾つか取り上げられたファボルドンとは、詩篇に基づく 8 つの教会旋法に則った楽曲である。詩篇朗誦の旋律に装飾を細かく施し、4 声に編む手法である。センペ盤の鮮烈さとは対照的に、サヴァール盤が持っていた黄金色は、より蒼然と全編柔らかに瀰漫。ソロを取る作品を入れず、ヴィオール重奏が核をなす編成。ブロックフレーテが大変良い味を出している。これら 2 盤で黄金時代のスペイン宮中、楽興の時に思いを馳せるべし。
1.

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J. S. Bach : Pièces pour orgue
( Zig Zag Territoires : ZZT 001001 ; 2CDs )
- "Valet will ich dir geben" BWV 736
- "Valet will ich dir geben" **
- Fugue ensi mineur sur un thème de A. Corelli BWV 579
- "Herr Jesu Christ, dich zu uns wend" **
- "Herr Jesu Christ, dich zu uns wend" BWV 655
- Prélude et fugue en sol majeur BWV 550
- "Schmücke dich, o liebe Seele" *
- "Schmücke dich, o liebe Seele" BWV 654
- Prélude en la mineur pro organo pleno BWV 569 ... Disque 1
- Sonate en trio I BWV 525
- "O Lamm Gottes, unshuldig" in canone alla quinta BWV 618
- "O Lamm Gottes, unshuldig" *
- "Allein Gott in der Höh sei Ehr" BWV 717
- "Allein Gott in der Höh sei Ehr" *
- "Allein Gott in der Höh sei Ehr" BWV 715
- "Allein Gott in der Höh sei Ehr" BWV 711
- Prélude en ré majeur BWV 549
- "Christ lag in Todesbanden" BWV 695
- "Christ lag in Todesbanden" *
- "Jesus Christus, unser Heiland" **
- "Jesus Christus, unser Heiland" BWV 688
- Fugue en la mi bemol majeur BWV 552 ... Disque 2
Caroline Magalhaes (ms) *
Philippe Froeliger (tr) **
Francis Jacob (org, Saessolsheim)
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Sigfrid Karg-Elert : Bilder vom Bodensee, Drei Impressionen
( OPUS : 7037-2 )
- Seven Pastels from the Lake of Constance op. 97
- Trois Impressions op. 72
Klaus Uwe Ludwig (org, Lutherkirche, Wiesbaden)
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石丸電気参号店にて。
Sigfrid Karg-Elert は、非常にユニックな作曲家だ。ピアノやハルモニウムの作品も多く、「ヴァルス・ミニョン」などシアター・オルガン風佳品もあるが、多くはオルガン作品。そしてその面白さは、常に変転する大胆で複雑な和声推移・転換にある。頻出する 7 度や 9 度の和声。突然、その合間に不協和音や 3 度が潜り込んだりする。しかしそれらは、あくまで風のように爽やかで滑らかでなくてはいけない。その意味ではエクスプレッション・ペダルの頻用もそう。エーレルトは、和声感覚や細かな表現力が抜群の弾き手ではないと、全くその魅力を発散しない。実は jazzy へのコンセントが存するのだろうか...
大林師匠にご鞭撻いただき始めた頃、「エーレルトの最も優れた作品は「『コンスタンス湖に基づく7つのパステル』らしい」(伝カルロ・カーリー)との話が記憶に残っていた。cpo にも全曲録音はなく、Whitely の「Great Romantic Organ Music」なるオムニバス盤の中に、第 1 曲だけ録音されていた程度。が、偶々、その全曲盤を見つけた。OPUS とあるが、チェコのレーベルではなく、在ヴィースバーデンの Melisma Musik Verlag のプロダクト。 (P) は 92 年と意外に古かった...
抑も石丸には、Jacob の JSB 盤の報告を聞き、食指が動いて獲得しに行ったのである。この仏国レーベルである Zig Zag Territoires は、その名も含め、非常に不思議だが魅力に富んでいる。他リリースを見てもそうだが、この独特のジャケットのセンスが好きである。社名については「ジグザクに方々の領域(をつまみ食い?)」なる自嘲的な?ものか。さらに穿れば、仏を縦糸に(英独蘭伊の)境界をジグザグに縫いこむのが目的かしら...などとも。レーベルとしては、同じ仏国の Edition Hortus あたりが、割に近しいコンセプチュアル加減と感ず。だがどちらにしても、英・独にはこういうレーベルはできないだろうな...
オーベルタン(Bernard Aubertin)のオルガン。ジャコブの演奏は、総じて好ましい。シャープさを保持しながらも、逆に朴訥たる情緒が聞こえてくる。
こうした JSB は、どこか Vincent Genvrin のそれを彷彿させるが、ジャコブの方がよりドイツ人的なコラールに近いものを感じる。フランス的なハーモニックスケールの美しさを基本にした、明るく清涼なレジストレーションに支えられながらも、ちょいと可憐な、鄙臭い表情が心地よく隠見するのだ。それはアルサス的な混淆性と言えるのかもしれない。また、ライナーの中で彼は、JSB の作品に於ける旋律線、特に「カンタービレ」の重要性に触れているが、その実践も込みなのだろう。
Last but not least。ヴィブラートを殆ど付けずに歌うキャロリーヌ嬢のコラールの心地よさを挙げておきたい。このアルバムに何とも言えぬ、清楚で高貴な魅力を添えている。
「妄語愼むべし」月間(弐段活用)。最近は、こういう洒落のわかる御仁が少なくて... ( 2001/07/30 識)
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