4.

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Balbirolli conducts Sibelius
( The Balbirolli Society : CDSJB 1018 ; 2CDs )
- Symphony No. 2 in D major op. 43
- The Swan of Tuonela op. 22-2
- Symphony No. 7 in C major op. 105
- Symphony No. 1 in e minor op. 39
- Symphony No. 5 in E-flat major op. 82
Hallé Orchestra
Sir John Balbirolli (dir)
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塔音盤店吉祥寺。セルの DSD の数枚を買いに行く(セル企画は、来月の東京ライブが揃って纏めて書く予定)。その際、このバルビローリも買う。2 枚組で 1 枚のバジェット価格だが、ダットンのリマスタとは奢っている。57 年の録音など素晴らしいリマスタ振りである。
実のところ、バルビローリのシベリウスは殆ど吾が記憶にないのだが、2 番などくっきりした明快で直線的な味わいもあり、聴くに心地よい。5、7 番も悪くない。が、ガラグリ盤の好きな私としては、1 番は肌に合わない。序盤など、やや重い感傷。特に序奏部のクラがおいしくない。2 楽章の感触なども今や古風な独逸浪漫派風。シベリウスでの甘いポルタメントはご勘弁...。どことなく、フレージングにも違和感を覚えてしまう。
ざっと聴いてみて、伸びやかで清潔な演奏という感じ。「トゥオネラの白鳥」も歌の陰翳は濃いが、清々しい。これらの録音から聴ける彼のシベリウスは、全体的に、どことなく音の性格は冷色系といより暖色系で、その温さが邪魔な気もする。こういう感じで 4 番あたりはどうなのだろうか。
3.

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Michel Chapuis Concert du 5 September 1993
( XCP : 5018 )
- Improvisations sur divers mélanges selon Dom Bedos de Celles
- Scherer : Intonationes breves / Primi Toni, Secundi Toni
- Richard : Prélude du 4° ton
- Boyvin : From Suite du 1°, 4°, 6° ton ( 6 pieces )
- Muffat : Toccata sexta
- Balbastre : Trio à trois mains *
- J.J.B. Charpentier : Marche Grand pour les Rentrées de Processions
- Improvisations sur l'Hymne " Ave Maris Stella "
Michel Chapuis, Marina Tchebourkina *
( org : Cathédrale de St-Pons, Thomieres )
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Olivier Messiaen : Naji Hakim
( JADE : 74321 30927-2 )
- L'Ascension
- La Messede la Pentecôte
Naji Hakim ( org : Église St-Trinité, Paris )
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Liszt & Scheide
( RAVEN : OAR 350 )
- Liszt : Ave Maria von Arcadeldt
- Liszt : Evocation of the Sistine Chapel
- Liszt : Weine, Klagen, Sorgen, Zagen
- Scheide : Amazing Grace
- Scheide : Set for Organ ( Proem - Choralis - Omnium Gatherum )
- Scheide : Gnostic Incantation
Kathleen Scheide ( org : The Mission Church, Boston )
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フランスからの荷は、大体、発注からほぼ 1 − 2 週間で届く。しかし、ドイツの電網店は矢鱈時間が掛かる。行った時に買えばよいのだろうが、開店時間内に行けることはないので、独国音盤店とは無縁である。「現在、納品中につき暫し待たれよ」なる封書が 2 度も届いたり( 2 度目は文面に noch が加わるだけだ)、余計な PR 誌など送ってくる。が、まだ来ない。やる気はあるのだろうか。という訳で、JPC 送付遅延の間に、Alapage や FNAC 注文分は着々と届いてしまうという事態が続く。来月の楽しみということにしておこう。
まず、シャピュイの珍しいライブ録音。FNAC のみしか扱っていない。2 度目でやっと捕れた。93 年 9 月のものだが、彼にしては集中度の高い録音となっている。彼の即興が 2 つある。彼の即興録音は詰まらないものが多いが、中でもこれは、さすがにライブだけあり、生彩を放つ。録音は余り宜敷くはないけれど。
続いてハキムのメシアン。95 年のメシアン・フェスティバル( March 8 - April 12, 1995 )の際の録音。メシアンからサン=トリニテのティチュラーを受け継いだハキムだが、彼のメシアンは一級品的演奏であることは間違いない( EMI にもある)。特に「ラサンション」の出来映えに卓れ、泥臭さのない深遠清冽な演奏である。終曲の静謐の中の甘美さは「世の終わり」の終曲に通ず。筆舌に尽くしがたい味わいがある。
最後は、ジヤケ写が面白いので $5 程度だからと OHS で捕る。Dr. Scheide という女性なり。リストは「シスチナ」(冒頭仄かにカリヨンの音が聞ゆる)など風琴音響的には卓れるが、「Weinen, Klagen...」は、彫りの深い造形力へ繋がらない。後半は、博士自作自演。標題が気に入り、最初に聴いたのが「Gnostic Incantation」。特に感興は起らず。外典「トマス福音書」の数節をベースにしているらしい。さすがは「どくたあ」なり。他作も「Amazing Grace」などペピングを想起させる。女性らしい思弁性はあるが、ヴァーチュオジティもなく、音楽のスケラビリティも今一つ。自費プレスなのだろうか。ボストンの The Mission Church のハチングスの楽器。
2.

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Bach : L'vre d'orgue
( Harmonia Nundi : HMX 290772.83 ; 12CDs )
Lionel Rogg ( org : Arlesheim )
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Bach : Goldberg Variationen
( MOTETTE : CD 12571 )
- Goldberg Variationen BWV 988
Frank Volke (org : Dominiknerkirche, Düsseldorf)
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先月に劣らず大量(大漁?)のオルガンばかりだったのだが、殆ど割愛した。そもそも何枚買おうが碌なものが少ないので、ここで吟味しても詮なき話。ここでは、バッハを2点ほど。
このところ月イチでバッハ全集。ロッグのバッハ集も LP( 3 セット)で既に持っているが、Berkshire Outlet で安価に出ていたから、つい頼んでしまった。国内盤の 1/3 程度で買える。LP 時代もマメには聴いていなかったが、幾つか拾い聴きしてみると、リード系の整音の悪いこととテープの音欠けの多いことに改めて気附く。
そこで LP で比較してみたが、このような音欠けは聞こえない。先々月のシャピュイでもそうだが、如何に長い間マスター・テープが粗略に扱われてきたかの証左だろう。ロッグの録音では、ムンディなら小型鍵盤楽器たちによるトムキンスなどの小品集、また EMI ではブクステフーデやグリニーがリバイバルされないものか。
次は、オルガンによるゴールドベルク変奏曲。四方さんの JPC への発注に乗じてお願いした。多謝。しかし、届くまでに渋谷の塔音盤店で既に置いてあった。タワーに限らず、ゴールドベルクだけは割に何処でも、熱心に仕入れるのは何故なのだろう...(苦笑)。
ゴールドベルクのオルガン版録音は幾つか出ているが、私的にはこの演奏は、オルガン版の中では気に入ってしまった。フォルケは、ピアノのようにサクサク弾き進めながらも、レジストレーションは心地よく磨き上げられ、凡そオルガン独特の重さというものがない。こういうのは悪くないトランスクリプションだ。
1.

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Kapstin Plays Kapustin
( KNIGA : MK 417051 )
- Andante
- Sonata No. 4
- 10 Bagatelles
- Sonata No. 5
- Sonata No. 6
Nikolai Kapstin ( pf )
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Kapstin Plays Kapustin Vol. 1
( TRITON : DICC 24058 )
- 8 Concert Etudes op. 40
- Sonata Fantasy op. 39
- Suite in Old Style op. 28
- Variations op. 41
Nikolai Kapstin ( pf )
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Kapstin Plays Kapustin Vol. 2
( TRITON : DICC 24059 )
- 24 Preludes op. 53
- Sunrise
- Meditation
- Sounds of Big Band
- Moving Force
Nikolai Kapstin ( pf )
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今年春先のアムラン・コンサートで、ソナタ第 2 番が日本初演?されたカプスチンだが、時折、アムランが弾く小品もなかなかよいので、一度纏まった形で聴きたいと思っていた。Hyperion よりオズボーンの新譜があったが、それより、本人による自作自演が都合 3 盤あるので、そちらを優先した。
KNIGA の音盤は、Tower Records U.S.A. で何度か発注したが捕れず、大林師匠にご面倒をかけたものである。毎度の多謝。TRITON の国内リリイスが 8 月に出て、3 枚一気に聴いてみた。面白いものは多々あるが、正直、聴き進むにつれ飽きてきた。と共に、椎名誠の『シベリア追跡』に出てくる、レストランのガクタイの話を思い出してしまった。カプスチンを聴いてジャズ・ファンは喜ぶのだろうか?
中身がジャジーといっても、ジャズのイディオムとロシア・ピアニズムとが巧みに接合された、摩訶不思議な音楽。全面的にジャズの語法に処しながら、音楽そのものは窮めて「クラシカル」な形式性で貼り付けているから、続けて聴くと一本調子になる。ピアノ演奏的には難曲系なのだろうが、この混淆振りを思うに、カプスチン或いは旧ソビエト時代のジャズというものが、完全にジャズの本性を転倒させている(否、そう義務づけられてきたのかもしれないが)としか考えようがない。尤も、だからどうこう言うつもりもないけれど、作品が演奏と一意に結びつくものがジャズとは言えまい。
カプスチンも、ニャターリ同様、ピアノ・フリークが「通」的に愉楽を感じる程度のものではなかろうか。演奏会の中に、1 − 2 曲混ぜたり、アンコール・ピースとして花を添えるくらいなら良いのかもしれない。
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