Wagakokoro no Ressentiment / 2000. 06


6.


AUVIDIS VALOIS : V 4864
Bach : l'œvre d'orgue
( AUVIDIS VALOIS : V 4864 ; 14 CDs )


Michel Chapuis (org)


Ligia Digital : LIDI 0104081-99
Bach : L'œvre pour orgue
( Ligia Digital : LIDI 0104081-99 ; 15CDs )


Olivier Vernet (org)


Ligia Digital : LIDI 0104075-99
Clérambault : L'œvre pour clavier
( Ligia Digital : LIDI 0104075-99 )
  1. Suite no.1 en ut majeur (1er Livre de pièces de clavecin)
  2. Suite no.2 en ut majeur (1er Livre de pièces de clavecin)
  3. Prélude en sol majeur (C.45)
  4. Suite no.1 du premier ton (1er Livre d'orgue)
  5. Suite no.2 du dieuzième ton (1er Livre d'orgue)
Catherine Latzarus (cem)
Olivier Vernet (org)




Alapage バーゲン品第壱弾到着。
ずっと CD で買い直したかったシャピュイのバッハ全集。一時出ていたフルプライス盤から、最近、リバイズしてのミッドプライスとなったが、Alapage では、ほとんどバジェットの値段だった。ミッドプライスになってから、中野さんが価格調査と仕入れ調査をしたそうだが、石丸あたりでもこのセットで仕入れるつもりはないらしい。T**** なんか、まだフルプライス盤+αの値段で売っていたと思う。その 4/1 くらいの価格で買えます。
早速 BWV769 から聴く。やはり、シャピュイのバッハは素晴らしい。かつ懐かしい。しかし、ヘッドホンで聴いているのだが、テレフンケンでの LP の音より、CD ではどうも音像がモノラルっぽく定位するように感じる。ヴァロワ原盤でも、こんな平板な音ではなかったと思うが...。近々、LP と比較してみたい。これ以上安くなるのは、バークシャーに出る時だろうが、恐らく、価格の大差はないだろう。

もう一丁頼んだ、ヴェルネのバッハ全集。単売もあるのだが、セット価格は、実質、ミッドプライス以下。
ブクステフーデ全集の傾向からして、バッハは悪くないと踏んでいたが、楽器的にも 12 のオルガンを弾き分け、無駄な重みを持たず清澄に弾き切る。手始めに聴いた BWV 532 もなかなか闊達。トリオ・ソナタの 4 番から 6 番も、ペダル・チェンバロを意識させるような軽快なレジストレーション。ドイツ・オルガン・ミサの触りも、思った以上に悪くない。ジャンブランのバッハをリマインドした。スケール感やヴィルチュオジディからは少々離れるが、コルゼンパ系のきっちりしたアーチキュレーション、明るい音色感など、清廉なバッハである。
バッハのオルガン全集を 5 組以上お持ちの方なら、絶対にもうひとつ、比較用に加え持って損はないだろう。それを言うと、彼のブクスの全集も同じだが...(笑)。

もうひとつ。クレランボーのクラブサンとオルガンの全集。1 枚に収録したものは珍しい。クラブサンの方は、かつて ARCHIV でケネス・ギルバートが録音していたが、実際、詰まらぬ曲ゆえ、弾き手による大きな違いはない。オルガン曲集のヴェルネの演奏は、これまた、妙にスケールダウンした演奏。ボワイエ盤よりなお小振りか。日頃聴く、もっとロマン派風の蒼白さがあるクレランボーとは一線を画し、もう少し古い年代の作曲家風に聞こえる。だが、作品観を覆すような力がある訳ではない。この人、あともう一押し何かが足りないのだ。



5.



NAXOS : 8.559024
Barber : Symphonies
( NAXOS : 8.559024 )
  1. The School of Scandal Overture op.5
  2. Symphony No.1 op.9
  3. First Essay for Orchestra op.12
  4. Sweelink : Mein Junges Leben hat ein End
  5. Symphony No.2 op.19
Royal Scottish National Orchestra
Marin Alsop (dir)




神宮前の伊飯屋の帰り、久々に TOWER 新宿店に寄る。あの無意味で汚らしい POP は視界に入るだけでムカつく。高いといっても、せいぜい 200 - 300 円ではあるし、それは HMV でも同じだが、何枚か買えば、結局は「まともなものが取れる」電網店で買うよりかなり割高になる。そういう現実を理解しているのだろうか。アンリ・ルドロワの STIL のクープラン集があったが、STIL だからといって、今時、大手が 3200 円以上で売るくらいなら、電網で買いますってば。

手ぶらで帰るのも何なので、NAXOS のバーバー他を買う。女性指揮者エールソプは以前、米国で生を聴いたことがある。ここではメリハリの効いた、しかし実に丁寧に掘り下げた演奏。ただ、斯くも丁寧な抑揚で聴いていると、私には、巧い吹奏楽でも聴いているかのような、生真面目な印象が拭えない。特に交響曲第 1 番に感じる。

久々に管弦楽を聴くと、管弦楽が如何に鈍重な響きで構成されているか、改めて実感。



4.



ACCORD : 461 641-2
Tournemire : « Cycle après la Pentecôte » op.57 Vol. 2
("L'Orgue mystique")

( ACCORD : 461 641-2 ; 3CDs )
  1. [n°39] 13e Dimanche après la Pentecôte
  2. [n°40] 14e Dimanche après la Pentecôte
  3. [n°41] 15e Dimanche après la Pentecôte
  4. [n°42] La Nativité de la Vierge
  5. [n°43] 16e Dimanche après la Pentecôte
  6. [n°44] 17e Dimanche après la Pentecôte
  7. [n°45] 18e Dimanche après la Pentecôte
  8. [n°46] 19e Dimanche après la Pentecôte
  9. [n°47] 20e Dimanche après la Pentecôte
  10. [n°48] Office de la Toussaint
  11. [n°49] 21e Dimanche après la Pentecôte
  12. [n°50] 22e Dimanche après la Pentecôte
  13. [n°51] 23e Dimanche après la Pentecôte
George Delvallée (org : Notre-Dame la Dalbade de Toulouse)


OCSM-Studio SM : SM55
Händel : Concertos pour orgue op.4
( OCSM-STUDIO SM : SM55 )
  1. Concerto en sol mineur op.4-1 HWV 289
  2. Concerto en si b majeur op.4-2 HWV 290
  3. Concerto en sol mineur op.4-3 HWV 291
  4. Concerto en fa majeur op.4-4 HWV 292
  5. Concerto en fa majeur op.4-5 HWV 293
  6. Concerto en si b majeur op.4-6 HWV 294
Michel Chapuis (org : eglise du Mont-Dore, Auvergne)
Orchestre de Chambre du Marais
Pascal Vigneron (dir)


K617 : 055
l'orgue en lorraine
( K617 : 055 ; 2CDs )

- omitting details -
  1. Cathédrale de Metz
  2. Saint-Quirin
  3. Domgermain
  4. Croix-aux-Mines
  5. Waly
  6. Sarreguemines
  7. Diffembach-Lés-Hellimer
  8. Nancy-Saint-Sé:bastien
  9. Saint-Nicolas de Port
  10. Cathédrale de Verdun
Jean Bizot, Anne Catherine Bucher, Michel Chapuis
Pierre Camonin, Jean Philippe Fetzer, François Ménissier
Norbert Pétry (org)


STUDIO SM : SM 62


Orgues en Charente
( STUDIO SM : SM 62 )
  1. Franck : Prélude, fugue et varuation
  2. Langlais : Poem of Happines
  3. J. Alain : Quarte œuvres por orgue
  4. Attwood, Crotch & Arnold : Gregorian Suite No.1
  5. Boyce : Voluntary en ut majeur
  6. Tournemire : Fantaisie-Chral No.25 (l'Orgue mystique)
  7. Barié : Trois pièces op.7
  8. Ledroit : Le paradis perdu op.44b
  9. Tournemire : Fantaisie sur le Te Deum et Guirlandes alléluiatiques No.23 (l'Orgue mystique)
Frédéric Ledroit (org)


現在は、Alapage をよく使う。送料も矢鱈と安いので、仮に同じものを日本の外資大手で買うとすれば、Alapage なら 3/2 程度の価格で済む筈だ。最近のバーゲンは無茶苦茶安く、大量に頼んだ。
以前頼んでいた CD が届く。ドゥルバレのトゥルヌミールは、前回発注でスカされた為、リベンジ。これで漸く「L'Orgue mystique」全曲録音の大偉業がなった。ARION 時代の力強さはなくなったが、無限的な音響の拡がりと交歓とに、ドゥルバレの現境地を見る。

シャピュイの 2 枚は、所有していないもののピックアップ。ヘンデルのコンチェルトとは、全く彼には似つかわしくないが、直線的なシャープさはシャピュイならではである。
もうひとつは、「ロレーヌのオルガン」。渋谷の塔音盤店でも以前から見掛けたが、内容に確信が持てず買い控えていた。シャピュイはサン=キランで、バルバートルのノエルを 2 曲だけ。立派な投げ込みなのに、楽器の写真が全くないのは残念。ほか、先のペトリのバッハが聴けるが、意外に善戦している。フェツァーのK=エーレルトは、やや一本調子で期待ほどではなかったが、やはりドイツのオルガニストの手によるよりも、一層、和声推移の美しさが光る。
エーレルトは大林師匠が高く買っているが、この和声を更に皮肉っぽく崩し乍らレーガーめいた余計な音を加えてゆくと、フランツ・シュミットに近くなってくる。シュミットも碌な音盤がないが、イギリスやフランスの楽器で演ってみたら、意外によいのではないかと思うのだが。

ルドロワの「シャラントのオルガン」も御当地企画。こちらは仏語のみのブック形式解説書。トゥルヌミール 2 曲のために買う。デュリュフレ全集でも感じていたことだが、ルドロワはどちらかというと、すっきりした味というより音響的重量が軽く、スケール感がやや小振りの気がする。ラングレあたりはまだいいとしても、アランやトゥルヌミールでは、それで今一つしっくりこないところも。ギルマンやエーレルトあたりを聴いてみたい。



3.



K617 : 014
Gloses et Variations 1620
( K617 : 014 )
  1. Sweelink : Ballo del Granduca
  2. Sweelink : More Palatino
  3. Sweelink : Malle Sijimen
  4. Sweelink : Mein Junges Leben hat ein End
  5. Scheidt : Bergamasca
  6. Frescobardi : Bergamasca
  7. Frescobardi : Partite sopra l'aaria della Romanesca
  8. Scheidt : Alamanda in D
  9. Scheidt : Galiarda "Prinz of Denmark"
  10. Schildt : Pavana Lachrymae
  11. Scheidemann : Galiarda in D
  12. Arauxo : Tiento de medio registro de tiple XXXVIII
  13. Arauxo : Canto llano de la Immaculada conception, siguese tres glosas
Norbert Pétry (org : Cathédrale Metz)


TELEFUNKEN : SAWT 9521-B
Die Alte Orgel : Holland
( TELEFUNKEN : SAWT 9521-B ; LP )
  1. C.P.E. Bach : Sonata g moll
  2. Grigny : Cromorne en taille ê deux parties
  3. F. Cuoperin : Offertoire sur les Grands Jeux
  4. Scheidemann : Praeambulum in d
  5. Anonymous (XVIIème) : Resonet in laudibus
  6. Reinken : "An Wasserflüssen Babylon"
Gustav Leonhardt (org)
[ 1-3 : Waalse Kerk, Amsterdam ]
[ 4-6 : Hervormde Kerk, Noordbroek, Groningen ]




最近は音盤屋に足を向けず。某中古店にて久闊を叙し、面白いものをゲット。
ひとつは、ペトリの「Gloses et Variations 1620」。メッスのガルニエ・オルガン録音のひとつ。アンソロジー盤を所有しており、一部同じものが収録されていたので買わないでいたが、中古ならと買う。スウェーリンクやシャイトなどは生き生きとした演奏ではあるが、アラウホは面白くない。
もうひとつは、偶々、以前大林師匠との電箋にて話の出た、レオンハルトのオルガンの 1 枚。テレフンケンの「Die Alte Orgel」シリーズは、海外の中古屋でも見かけることはなかったので、よい機会に安価で拾えた。
ヴァールス教会のミュラー・オルガンは、レオンハルトがコープマンに引き継ぐ迄、長くティチュラーを勤めていた教会だが、彼の録音は他には SEON でのバッハ程度しかない。本来は疾風怒濤の人、C.P.E.バッハのソナタが、淡泊な味わいで面白い。ノルドブレックのシュニットガーは、退屈なラインケンの「バビロン」がメイン。



2.



ARION : ARN 68207
Heinrich Scheideman
( ARION : ARN 68207 )
  1. Magnificat du premier ton
  2. Praeambulum en ré WV 31
  3. Praeambulum en ré WV 32
  4. Praeambulum en fa WV 40
  5. Magnificat du cinquième ton
  6. Magnificat du huitième ton
  7. Praeambulum en ré WV 35
  8. Praeambulum en ré WV 33
  9. Praeambulum en fa WV 39
  10. Magnificat du septième ton
Régis Allard (org : St.Cosmae, Stade)


domaine musique : DOM 0162
ORGUES D'ARTOIS Vol.1
( domaine musique : DOM 0162 )
  1. Titelouze : Hymne "Exultet Coelum"
  2. Roberday : Fugue troisième en quarte parties
  3. Pièces d'orgue des Augustines de Vitré (XVIIIème) : Messe du 1er ton (extraits)
  4. Muffat : Toccata Sexta
  5. Hesse : Fantaisie por orgue à 4 mains op.87
  6. Guilmant : Prière et berceuse en la b majeur op.27
  7. Franck : Pastorale
  8. Franck : 3ème choral en la mineur
Michel Chapuis, Chieko Miyazaki (org : 5)
[ 1-4 : Eglise St. Martin, Auxi le Chateau ]
[ 5-8 : Chathédrale Notre-Dame, Saint-Omer ]


ADDA : 581113
La Carmagnole Villageoise
- Hymnes et chansons populaires de la revolution française -

( ADDA : 581113 )

- omitting details -
  1. Fête autouor de l'arbre de la liberté (1-7)
  2. Aux Armes Citoyens ! (8-13)
  3. Sous la protection de l'Etre Suprême (14-19)
  4. Liberté, Liberté chérie ! (20-25)
Gérard Chouquer (tn), Pascale Bonnier (pianoforte)
Michel Chapuis (org)
Groupe vocal Emergence, Chœur Schütz




以上の盤、大林師匠にご協力いただきありがとうございました。
まず、大林師匠プロデュースによるアラールのシャイデマン。CD 化されているとは知らず。LP では持っているが、結局、家内探索では出てこなかった。久々にじっくり聴く。シャイデマンだけを集めた意義もさることながら、コスメ教会の録音の中でも 1・2 を争うだろう。バユのノールトといい、このアラールといい、無駄な装飾を極力廃し、作品の持ち味を新鮮に引き出していることが、何よりも素晴らしい。
後者 2 つがシャピュイ。「ORGUES D'ARTOIS(ベルギー寄り北方フランス)」は期待以上によかった。特に冒頭のティトゥルーズの「エクスルテット・シェルム」は、旧HM盤にはない音響の至福。これ 1 曲だけなのが残念。そして、シャピュイには珍しいフランク。コラール 3 番は、旋律線の綾がクリアに浮上した演奏。
「フランス革命の賛歌と歌」は、幾つかでシャピュイが参加しているが、ラストのバルバートルの「ラ・マルセイエーズ」は圧巻。



1.



MAKAR : MAKCD-005
The Lyrical Tradition of Khyal Vol.3
( MAKAR : MAKCD-005 )
  1. Rag Bhairav - Alap
  2. Rag Bhairav - Vilambit Chatushkal Ektal
  3. Rag Bhairav - Madhyalay Jhaptal
  4. Rag Bhairav - Drut Tintal
Sulochana Brahaspati (vo)
Ustad Sabri Khan (sarangi)
Ustad Dayam Ali Qadri (tabla)
Hema Aziz, Sarita Yajurvedi (tampra)


カタログに出ていたので、先月、FNAC にブラハスパティを注文。ADDA の「Raga pour la saison」他を注文してみたところ、結局、これ 1 枚のみの獲得。しかし、やはり素晴らしい「声」だ。インドの器楽的声楽は、時に楽器そのものの抽象的表現力すら超えてゆく。

さて、この場も一応「買物記」であるが、買ったものに蘊蓄を塗し乍ら、だらだら目録的に書き連ねても仕方ないので、買った中から載せる意味のあるものだけ、簡単にコメントを附けて載せることにした。また、下から上へと、時系列は現在に近くなるようにしてある。過去の記録は、備忘録の許す限り、ゆっくり追補する予定。





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